研修企画のステップ
研修を企画するにはきっかけとなる出来事や課題が必ずあるはず。これをクライアント様と共有し、最適なプランを考えます。
「課題なきところに解決策なし」
課題の明確化をしていくうちに、当初のイメージとは異なる内容となることもしばしば。講師や研修会社のお決まりのプログラムにとどまらない、個別・具体的成果への“きっかけづくり”を目指します。
STEP1研修の概要(全体像)
- 目的・課題の
明確化 研修を実施するには、何をおいても「目的」や、「ねらい」。研修を通じてどんな成果を得たいのかを明確にします。
- 研修を企画するきっかけは?
- 解決したい課題は?
- 課題の根拠となる具体的事象、出来事は?
- 知識習得?スキルアップ(トレーニング)?気づき喚起?相互交流?・・・
- 対象者
その課題解決に有効な受講対象を明確にします。意外に当初想定した対象とは別のところに課題があったりするかも・・・
- 対象は、「階層?」 「部門別?」 それともあえて、「部門横断?」
- 普段の関係性は?持っている課題は?
- テーマ
目的・課題と対象が決まったら、研修のテーマを具体化します。
- 目的や課題を達成するためのメインテーマは?
- (テーマ例)
- ●階層別研修・・・幹部研修、管理者研修、監督者研修、中堅社員研修、若手研修・・・
- ●テーマ・スキル別研修・・・コミュニケーション研修、営業力強化研修、問題解決研修・・・
- 目的や課題を達成するためのメインテーマは?
- 研修終了時の
イメージ 研修が進んでいく中で、対象者にどのような様子・態度を期待するか、終了後どんな変化があることが望ましいかを考えます。
- 参加者が研修中にどんなことに気づき、どのような会話があると良いと思いますか?
- 参加者からのこんな発言、行動が出るとよいなあ・・・といった具体的なものがありますか?
- 終了後に期待する参加者の姿のイメージや、変化はありますか?
STEP2研修の進め方
- 進め方
テーマや目的、課題、参加者にあわせてより効果的な進め方を検討します。
- 講義、GD(グループディスカッション)、ワーク、ゲームなどの割合は?
- 参加者の特長にあった関わり方は?
- 事例やGDのテーマなどの希望は?(一般事例?貴社オリジナル事例?)
- 講師
研修は「誰がやるか」による影響が大きいのも事実。豊富な講師陣からベストな講師を選定します。
- 社風、参加者、テーマにあった講師は?
- 希望の「進め方」に適した講師は?
- 専門分野、実績、出身業界などは?
STEP3実施詳細
- 時期、時間
(期間・回数) ベストな実施時期や効果的な時間、期間、回数などを考えます(もちろんご予算も合わせて検討します)。
- 職場や勤務状況との兼ね合いは?(繁忙期、移動・異動時期など)
- 解決したい課題や事象発生のタイミングとの兼ね合いは?(昇進・昇格、商談・プレゼンなど)
- 適した時間は?回数は?/単発?継続(複数回)?
- 会場
(場所・広さ・レイアウト) 研修の進め方(講義型、ワーク型など)によって、より効果的な会場を検討します。
- 各種希望を実現するための研修会場の条件は?
- 人数と進め方が叶う広さとレイアウトが可能か?
- 現地・現物、効率を考えて職場に近くでする?あえてオフ感を求めて遠くでする?
- 予算・募集形式
ご予算の現状と希望の調整をします。同じテーマや内容でも、講師や進め方によって変動します。
- 予算とゆずれない条件、優先順位は?
- 参加形式は?・・・必須形式、カフェテリア(手あげ)形式、職場推薦、昇格条件など
- 費用負担(全額会社、一部自己負担、参加者折半、全額自己負担など)